呼吸について

以前に呼吸についてこんなことを言われました

「鼻呼吸で腹式は苦しいから、口呼吸じゃダメなんですか?」

良い、悪いの問題でいえば、本人の瞑想の体感が下がるだけなのでご本人様が良ければそれでも構わないのです。

ただ、せっかく瞑想を深めようと思ったならぜひ一度うまくいかなくても、
最初は苦しくても
ぜひ続けてみて欲しいのです。

呼吸法のページでも書きましたが、呼吸には色んな種類があり、用途があります。

なので瞑想前の呼吸で、口呼吸も交えて進めて行くときもあります。

ですが、瞑想に入った段階では是非とも鼻呼吸の腹式を使用して瞑想を続けてみて欲しいのです。

その理由は、瞑想中は副交感神経が優位となり、リラックスした状態になるのですが、肝心の呼吸が口呼吸でしかも胸式呼吸ときたら、ご存知の通り、胸式呼吸はマラソンや、集中力を高め、アドレナリンが分泌する状態を作り出し、口で呼吸をしますと、歌手くらいの声量または、なんらかのトレーニングで常に腹式で口呼吸をしてる人以外は呼吸の浅い状態になり、せっかく瞑想で副交感神経が優位になりそうなのに、"全然落ち着かない"などの結果に陥りがちです。

また、口呼吸を使用しますと喉にダイレクトに呼吸が通る為、気道への負担がかかります

他にも、口呼吸は仮に腹部まで呼吸を持ってかれても肺の部分に負担がかかります
理由は、意外と口で吸える呼吸の量は鼻呼吸で吸う量よりも少ないからです

そして、鼻のように"毛"で一旦よくないものをバリアする設備がない状態で肺にいったん入る為、肺は自分に必要な一酸化窒素なのかを判別したり、苦手なものを処理したりするのに大忙しな上、お腹に持っていかなければいけないので、沢山口から吸ってるかのように本人は感じても、肺からしたら"おいおい、勘弁してください。美味しい空気だけにしてくださいよー。選別が大変でワタワタしちゃうよ"の状態になりなんだか呼吸が苦しい、浅い、動悸が早い??
などなど感じることがあるのかもしれません

そして、そんな状態なので、肺での処理に時間と分別された空気は僅かに腹部に到達しますが、すぐに吐く時間が迫っています
吐いた!と思ったら吸う!
段々呼気が強くなりますが、この段階ではすっかり頭の中は呼吸に意識を取られ、交感神経真っ只中!
の状態です

鼻呼吸は、肺を通過する段階で"鼻毛"という優れた選別機能が備わっています。
そのおかげで肺は負担がかからず新鮮な酸素が一酸化窒素と結合し、気道と血管が広がります
これで酸素が全身に行き渡りやすくなっているので、効率的に筋肉にも送られ、疲労物質の乳酸も減少し、心拍数も低下します。

こうした腹式呼吸をうまく利用した状態で瞑想をするのと、口呼吸で瞑想をするのでは、瞑想の効果は明らかに違うとこは想像できるのではないかと思います

最初は難しく感じたり、苦しく感じたりする人もいますが、慣れれば、"なんで今まで口呼吸してたんだろう?"
と思うくらい、鼻呼吸が日常で楽に使用出来ます
そうすると、日常的に心拍が安定した状態になるので、ご自身にとってもとても良いことが待ち受けています

日常的に呼吸が浅い、動悸がある人なども是非鼻呼吸の腹式呼吸をマスターしてみてみてください
腹式呼吸をやっているのに呼吸が深くならない
という方も中にはいらっしゃいますが、それは腹式呼吸ではなく胸式を使ってる場合もありますので、自分の呼吸が今、鼻で出来ているか、呼吸はちゃんとお腹に届いているか、今一度確認しながら、焦らずに試してみてくださいね。

かくいう私も最初は全然うまく出来なかった1人ですが、コツと流れを掴めばだれでも出来ます!

是非お試しください




瞑想(Dhyana)〜足るを知る者は富む〜

瞑想講師のみゆきです。 ここでは瞑想の方法や、講座の内容について、瞑想講座をしていく中でのクライアント様から頂いた質問に関する回答や瞑想の体感や変化感想などを書いています このサイトに訪れた方のお役に立てれば、幸せです 皆様がご自宅でより瞑想を楽しんでいただけるよう近く瞑想の手順をまとめた書籍を発行予定です。 詳細はプログラムからご覧ください

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