ランニングハイと瞑想中のホルモン

クライアント様からの質問で瞑想中、ランニングハイの時と同じような感覚になりますが、一緒の効果か、質問がありました

似てはいますが、分泌するホルモンや脳波、そこから得られる副次効果は異なります


ランニングハイ中は脳波がα波の状態となり、βエンドルフィンというホルモンが大量に分泌されます

瞑想中はθ波の状態で、瞑想を極めていくとγ波の状態となり、セロトニンというホルモンが分泌されます

脳波の状態は下記の通りです

・δ波 3.0Hz以下
無意識状態、深い睡眠状態
・θ波 3.0~8.0Hz
深いリラックス状態、眠りかけ、浅い睡眠状態
・α波 8.0~13.0Hz
リラックス状態、集中状態
・β波 13.0Hz以上
緊張状態、目覚めている状態、日常生活

α波とβエンドルフィンは、大脳の働きを高めて若返らす効果が期待できるといわれています

θ波の状態は、記憶力やひらめき力が高まると考えられています。
また、瞑想中に分泌されるセロトニンは、ストレス物質を取り除く働きをしており、通称"幸せホルモン"と言われています

「幸せホルモン」と呼ばれることのあるように、気分を整える役割があるのは、ストレス物質の除去が大きな役割をしているのですね

また、セロトニンは気分だけでなく、睡眠、消化などにも影響を与える、神経細胞(ニューロン)間で信号を送る神経伝達物質として働いています。

体内のセロトニンの5%は脳幹部で生成されており、目が覚めている間(覚醒中)、脳全体に作用を及ぼしています。

セロトニンと睡眠
また、セロトニンは睡眠においても重要な役割を果たしています。
 
睡眠のサイクルを調整するホルモンとしてメラトニンがありますが、このメラトニンを生成するのにセロトニンが使用されます。

瞑想をした日は、深い眠りになるのは、セロトニンの分泌が大きく作用されているみたいですね
 
セロトニンと腸
セロトニンの約95%が消化管で生成され、腸の機能に関わっています。

たとえば、体にとって有害な食物を摂取すると吐き気を催したり、お腹を下す反応がみられるのはセロトニンの増加によるものです。

瞑想を続けて行くと、今まで食べていたものを見るだけでも胸やけしたり、食べても美味しく感じなくなるのは、こういった効果が大きいのだと思います

瞑想は最初難しく感じるかも知れませんが、一度体験していただければ、ご自身で自宅継続可能です

一度、日常の生活改善に使用してみてください


瞑想(Dhyana)〜足るを知る者は富む〜

瞑想講師のみゆきです。 ここでは瞑想の方法や、講座の内容について、瞑想講座をしていく中でのクライアント様から頂いた質問に関する回答や瞑想の体感や変化感想などを書いています このサイトに訪れた方のお役に立てれば、幸せです 皆様がご自宅でより瞑想を楽しんでいただけるよう近く瞑想の手順をまとめた書籍を発行予定です。 詳細はプログラムからご覧ください

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